栗ごはん

昨日、だんなさんがたくさんの栗を持って帰ってきた。
職場の方からいただいたらしい。
ちょうど、夕方こどもたちと散歩していて八百屋さんの前で息子が「これは?」と尋ねたのが栗だった。
なんだかタイムリー。


しかし、栗ってどうやって調理するのか知らない。したことない・・・。
朝から母に電話で聞いて、全部ゆでてしまうことに。
40分ほど茹でたあと、午前中2時間ほどかけてもくもくとゆで栗をむく。
茹でたあとザルにあげたりしないで、お湯や水につけたままにしておくと固い皮も剥きやすい。
そして渋皮も丁寧にむく。
と、実がぼろぼろに崩れてしまうよ。
しかも、どれもほとんどが色が茶色くて、これってダイジョウブなのか?
ぼろぼろになった実の黄色い部分だけを集めて栗ごはんにしました。
初挑戦の栗。うーん微妙だった。


そんな栗ごはんだけど、一緒にテーブルで栗で遊んだり「大きな栗の木の下で〜」と歌ってごきげんだった息子はおかわりまでして食べてくれました。
子どもにとってのご飯って、そのものの味も大事だけど、それに付随する体験でもおいしい味になるのかも。


息子は2歳半になり、イヤイヤ期もだいぶ落ち着き(というより、こちらも対処方が身についてきた)言うことなすことも、だいぶ成長してきたなあという感じ。
昨日は1時間近くも近所をぐるりと散歩したし。
以前だったら少し歩くとすぐ「抱っこ〜!!」とぐずぐず、座り込む、ギャーギャー言う。
こちらも頭にくる、疲れる、もう出かけたくない!という悪循環だったから。
これってすごい進歩。


とはいえ、自分の仕事と思っていること(テレビの電源オン・オフ、扇風機のスイッチオン・オフ、洗濯かごを元の場所に戻すこと、ふすまの開け閉め)をこちらがついやってしまった時に、激しく怒って泣いて自分でやり直すし、いろんなことを自分でやろうとして、上手く出来なくてギャーギャー泣くことはしょっちゅうだけど。
最近は、激しく怒りだす前にこちらが笑いとばしたり、ふざけると気がそれるという法則で乗り切る。
タイミングが遅れると、逆効果になってしまうけど。


それからここ2週間ほど、一人で寝かせつけに成功している。
『子育ての知恵 しつけのコツ』という本を読んでから、夜、時間になったら本を1冊だけ読んであげて「じゃ、お母さんは隣の部屋にいるからね。おやすみ」と添い寝せず、一人布団に残している。
最初はもちろん、全然眠らず、起きてきて絵本を見たり、お茶をせがんだり、「寝ない!」と大泣きしたり。
本ではそんな時も怒ったりせず、淡々と布団に戻すとあったけど、そう上手くいかなかった。

ある日テレビのCMで見た宇宙人がなぜか強烈に怖かったらしく、夜、冗談で「子どもは目をつぶってちゃんとねんねしとかないとあの宇宙人が来るんだよー」と話すと、布団で枕にへばりついてギューっと目をつぶっている!!
しばらく、目をしっかり閉じたまま眠れず布団の上をゴロゴロしていたが、そのまま放置してたらいつの間にか熟睡していた。


その日以来、毎日、ちゃんと一人で寝てくれています。
宇宙人の魔法がいつまで効くのか。時間になったら一人で寝るというのが身についてくれたら良いな。
そういえば、『幼児との上手なつきあい方』という本には2歳半からは見た目で怖いものや、怖いと聞いたものを恐れると書いてあった。
ホントにその通りだ。
なまはげって、そういう意味でも子育て上、使えるものなのかもしれない。


ただ、あまりしょっちゅう宇宙人の話をすると、慣れてしまって怖さもなくなると思うから夜の寝かせつけとあまりにもギャーギャーわめいて困る時だけしかその話は持ち出さない。
ここぞという時の奥の手。
そんな有効手段があるというのはとってもありがたい。