『ペスト』アルベール・カミュ

まず一度、ざっと読んだ。
わからない語彙やどういうこと?って思う文章も、ひとまずすっ飛ばしながら、話の展開を追っていった。
だって、どうなっていくのか気になって、気になって…。

で、いったん読み終えてから、改めて丁寧に読み直した。
ちゃんと言葉の意味を調べたり、理解できない文章は立ち止まってしっかり咀嚼して。

読んでいる間、まさに同じような事が起きたりして、時代や国が違っても人間って同じなんだなと思ったり。

そしてもやもや~っとした気持ちで読み終えた頃、緊急事態宣言が5月末まで延長決定に。
延長になったのに、逆に世の中の空気は少しずつ緩んできている感じで、一部のお店の営業再開とかでニュースになっている。
んー、このもやっとした気持ちは、物語の終盤と重なる。
そうなると、最後の一文がますます重要に思えてくる。