読書感想文

『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』 平田オリザ

基本的に集団行動は得意ではないし、 「人は人、自分は自分」という考えかたが好きだ。 ただ、それから先のことは考えたことなかったなあ。人はみな違う。そこを出発点に、そこからどう折り合うかが コミュニケーションということなのかな。自分探しっていう…

『子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ』 澤田敬

6月に毎月子供達に絵本が届くブックサービスに加入した。 8月には子供達+親向けの本も届いた。 その本がコレ。そうだなーと納得しながら読み終える。 これ、長男が2歳くらいの時に読みたかったかも。 どちらかというと幼児子育て対象ってイメージ。ただ、今…

『超訳 ニーチェの言葉』

読みやすそうだったので購入した本。 こういう名言集みたいなのってけっこう好き。 だけど、ずーんと心に残る言葉って結局なかったりする。この本もささっと読み終える。 もちろん1ページ1ページ、自分なりにじっくりと活字に向き合って 読んでいるつもりだ…

『ちくま日本文学全集 三島由紀夫』

大大大好きな作家です。 本当はこの全集の大トリにするつもりだったけど、やっぱり読みたい。 誘惑に負けて読みました。 あえていろいろ記録することもなく、どの小説も随筆も、日本語がキレイだし文章が好きです。 そしてとても嬉しかったのが太宰治が嫌い…

『身体知 身体が教えてくれること』 内田樹・三砂ちづる

とても興味深かったし、とても面白かった。 難しくてよくわからないところもあったけど。もっともっと知りたいジャンルだし、 この本自体も再度、じっくり読み直してみたいと思う。

『幼児との上手なつきあい方 0歳から三歳六ヶ月までの育児』 平井信義

これは2歳5ヶ月になる息子の子育てで読んだ本。 細かくいろいろ書いてあるのでわかりやすかった。 今まで無駄に怒りすぎてたなあと反省。 たいしたことじゃないのに、ダメと規制したり。 もう一度じっくり読みなおして 3歳半までのあと一年を、楽しく子ども…

『子育ての知恵 しつけのコツ』 田中喜美子 NMS研究会

今までの育児書とは全然違った。 読んで「あ、これでいいんだ〜」と少しラクな気持ちになった。 下の娘を出産後「上のお兄ちゃんを一番に」というアドバイス通りに この7ヶ月間、子育てしてきた。 ちょうど2歳のイヤイヤ期真っ盛り、トイレトレーニングも始…

『ちくま日本文学全集 谷崎潤一郎』

読んでよかったー。 今まで、特に有名な作品くらいしか読んだことなくて偏ったイメージ持っていたけど、 今回、初めて読む作品がいくつもあって、それがどれも面白かった。「刺青」:これが私の中で谷崎潤一郎作品のイメージだった 「秘密」:読みやすくて面…

『折れない心の作り方』 齋藤孝

わかりやすい言葉で、とても大切なことを伝えてくれる。 でもさらさらと読めすぎて、逆にひっかかりが少なかった。 全体通して納得はしているんだけど・・・ でも、先に読んだばかりの夏目漱石の『私の個人主義』という文章のことについて ふれてあったのが…

『ちくま日本文学全集 夏目漱石』

『坊ちゃん』や『我輩は猫である』など、小中学生の頃読んだものを再び読み直した。 こんな話だったっけ?と思ったり、年齢を重ねたぶん読み方も違ってきたり ずっと昔に読んだものを再読するのって面白い。 本は変わらないのに、自分が変化しているのを実感…

『41歳からの哲学』 池田晶子

面白かった。 週刊誌の連載をまとめた本らしく 時事ネタをテーマに書いてある。 エッセイという感じで読みやすかった。 読書のウォーミングアップにぴったりだ。 普段、漠然と「なんだかなあ」と思っている事柄について ここでちゃんとそのなんだかなあと思…

『ちくま日本文学全集 幸田文』

最初は著名な父親をネタにして・・・とつまらなく思ってしまいました。 なんだかんだ言ってもそれを自慢したいのか、とも。 だけど、読み進めていくうちに、 当時の日本女性の生活の様子が丁寧に描かれていて とくに台所仕事についてなどすごく面白いと思い…

『ちくま日本文学全集 澁澤龍彦』

同じ日本語とは思えない。 初めて目にするような漢字や熟語、カタカナ語。 語彙の意味を解説した注がやたら多く、だけどそれでもまだ足りない。 そんな文字の彩りもあいまって、文章は独特な空気が漂っていた。 物語の類は、そんな雰囲気が魅力的だったけど…